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執筆者の写真FSHDJapan

FSHD ニュースレター Vol.5 – 2024年12月発行

FSHD仙台市民公開講座リポート


2024年10月6日、仙台市で開催されたFSHD(顔面肩甲上腕型筋ジストロフィー)市民公開講座は、主に東北地方の患者が集まり、盛会となりました。

専門医による最新の診断法、治療法、社会保障制度の活用法が紹介され、患者や家族の生活を支援する内容が幅広く講演されました。


講演では、FSHDの遺伝的背景や診断手法が解説され、新たな診断技術としてロングリードシークエンシングの可能性が示されました。また、臨床面では、FSHDの進行と症状管理、適切なリハビリテーションの重要性が説明されました。希少疾患における治療法開発の講演では、FSHD治療研究の現状と課題が議論され、患者参画型の研究が求められる現状が共有されました。さらに、臨床研究への患者登録の重要性の説明がありました。


最後の専門医と患者会のパネルディスカッションでは、地域間の医療情報の格差や地方での患者登録数の伸び悩みについて議論され、オンライン情報共有ツールの活用や患者会による積極的な情報提供の必要性が提案されました。このパネルディスカッションは意義深い進展となり、患者会が患者の関心を引き出し、患者登録の課題解決に寄与できる可能性が再認識されました。


今回の講座は、患者と医療従事者が連携し、病気への理解を深めるとともに、生活の質向上を目指す貴重な場となりました。今後もこうしたイベントを通じて、FSHD患者の生活改善と支援の輪を広げていきます。

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